噛み合わせ治療

噛み合わせって?

噛み合わせは、上下の歯が接触して成り立っています。言いかえれば、位置が固定されている上あごの歯に対して下あごの歯が噛み合わさる位置が、噛み合わせの位置となります。また、この噛み合わせの位置は、下あごの周りについている筋肉(そしゃく筋)が、一番リラックスした、自然な位置と、一致していることが望ましいとされています。

噛み合わせチェックの方法

STEP1

いすに姿勢を正して座って下さい。

STEP2

まっすぐの方を見て、口をつむったまま、奥歯でそっと小刻みに噛んでください。

STEP3

左右均等に奥歯まで噛んでいたらOKです。

左右差がある/奥歯がすいているようでしたら、噛み合わせがずれている可能性があります。

以下の項目に当てはまる方は、噛み合わせのずれがある可能性があります。

  • むし歯がないのに歯がしみる(知覚過敏)のがなかなかなおらない。
  • 歯と歯の間がそれほどゆるくないのに、繊維質のものがよくはさまる。
  • 前歯にかぶせたものや、つめたものがとれたり壊れたりしやすい。
  • なんとなく歯ぐきが重い感じがする。
  • 噛みにくい側、噛みやすい側があり、片方ばかりで噛んでしまう。
  • 歯ぐきがどんどん後退していっている。
  • 頬の内側、舌、口唇を頻繁に噛んでしまう。
  • 走ったり・階段をおりたりするときに歯がひびく感じがする。
  • ブラッシングにはかなり自信があるのに、歯周病と言われる。
  • 歯周病でもないのに、部分的に動く歯がある。

噛み合わせ治療

歯列不正の症状をお持ちの方によく見られるのが、口腔内の疾患(虫歯や歯周病)の他に、偏頭痛・肩こり・腰痛・脊柱側湾症などの不定愁訴です。

噛み合わせが悪いと、歯磨きの際の磨き残しによって虫歯や歯周病が発生するのは当然のことながら、筋肉のバランスが崩れ体が歪んでしまいます。

こうした症状を改善するため、当院ではマウスピースの使用、そして、歯の噛み合わせの微調整、補綴物(かぶせもの・つめもの)などによる咬合再構成、矯正治療(当院では専門の矯正医を紹介しています)などの治療を行っております。

噛み合せの微調整については、保険が適用になる場合が多いですが、マウスピース・咬合再構成については、保険外治療になることが多いです。

顎関節症の治療

・口が開けにくい
・口を開けると顎に痛みがある
・関節のずれる音がしたりする
などの症状がある場合、「顎関節症」の可能性が考えられます。

顎関節症を放置すると、肩こり・頭痛・不眠などを引き起こす場合もあります。こうした症状を持っている方は当歯科医院で治療・対応ができますので、一度ご相談ください。